税理士業務の特徴

税務顧問について

 税務の要件を満たすための会計ではなく、適切な業績を把握するための会計処理を行えるようにサポートいたします。例えば月次決算での見込法人税額・消費税額の算出といったように、上場企業での経験を活かした会計処理を行います。

 また、管理会計といった会計分野に留まらず、経営の観点からもお話をさせていただき、貴社の成長に尽力いたします。決算の報告時にはグラフや財務指標等を利用して分かりやすく解説させていただきますので、会社の現状把握もしやすいと思います。

 既に見ていただいている顧問税理士がいらっしゃっても、セカンドオピニオンという形で税務や会計、経営の観点からご支援することができますので、ぜひ一度ご相談ください。

経理処理サポート・記帳代行について

 もっと効率的に経理業務を行いたいと考えていても、どのようにしたら良いかわからなくて悩んでいませんか?経理の実務は会社ごとに様々で、他社の情報を得ることも難しく、改善が進まないというお話をよくお伺いします。

 貴社の現状をお伺いし、把握できましたら、よりミスが少なく効率的に、かつ分かりやすい経理体制構築のお手伝いをいたします。こちらで一度引き取りまして、業務や処理フローを整備してお返しするといった方法も承ります。

 会社の規模によっては自社内で経理体制を作るより、外部委託した方が良いと考えられる場合もございますので、その際には記帳代行という形でお承りもいたします。

その他

 近年は電子帳簿保存法の改正やインボイス制度の導入といった、中小企業にも大きな負担となる税制改正が続いています。また、これまでは大企業だけが気にしていればよかった移転価格税制について、海外取引のある中小企業にも対応が求められるようになってきました。

 移転価格税制は対応できる税理士も限られているため、全く対応されていない企業も多く、税務調査にて発覚するというお話もよくお伺いします。輸出だけでなく輸入も含めて海外取引がある会社は対象となる可能性がありますので、それらも含めて対応いたします。

中小企業診断士業務の特徴

経営支援について

 財務や会計といった数字に基づくアプローチを得意としています。例えば売上を伸ばすために何をすべきか具体的に考え、実際にアクションし、その後の数字を見てまた次のアクションを考えるというPDCAを回して課題達成のための支援をいたします。

 その他にも販売戦略(会社の強みの把握と具体的な販売ターゲットの設定等)や、原価管理(予測としての原価と実際に発生した原価の把握と、その差異分析による改善)等によって会社に利益を残すためのお手伝いをいたします。

経営計画と実施について

 税理士は会計データを基に決算書や申告書の作成を行うことを主な業務としていますので、焦点は過去が中心です。中小企業診断士は過去や現在の状況を基に未来をどうしたいか、そのために何をすべきかを考えることが多く、焦点は未来が中心です。

 未来をどうしたいかを考える際に、過去が分かる税理士としての知識と経験が活きます。会社の数字を中身までしっかり把握できますので、計画立案時や計画実施過程において目標と現実の差異要因を認識できますし、その対応の検討もしやすくなりますので、より有用なご支援が可能となります。

専門家のネットワークについて

 中小企業診断士とは、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家とされていますが、その専門分野はさまざまです。企業の営業体制構築を専門とする方、製造業の工程管理による効率や品質向上を得意とする方、店舗における販売や人の管理のエキスパートといったように、経営の知識を持ちつつ専門性を持つ方が多いです。

 また、中小企業診断士は横のつながりが強く、お互いの専門性を活かして協力し合いながら企業の支援を行っています。さまざまな人と色々な分野で協力しながら企業の支援をしていますので、そのネットワークを活かして事業の支援をすることができます。